初心者にもわかる

フェアトレードについて学ぶ

フェアトレードについて学ぶ
販売会の様子

フェアトレードとサステナビリティ(いろんな視点から考えよう)

フェアトレードとは直訳すると「公平・公正な貿易」という意味。
つまり、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入し、
立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のこと」です。
日本の企業でもフェアトレード商品は増えてきています。
例えばスターバックスやイオン、カルディです。コーヒー市場が大部分を締めている印象😳
その他には、果物やスパイス、ワインなど12種類ほどありました💡
詳しくはこちらをどうぞ。


    著者・森林保護・自然農業普及活動に従事
    著者・英国で最も優秀な政治に関わる文書に贈られるオーウェル賞を受賞
    著者・世界で数多くの紛争を取材するジャーナリスト

フェアトレードとサステナビリティ(いろんな視点から考えよう)

2015年にSDGsという17の持続可能な開発目標が挙げられています。
2030年まで残り10年で環境問題をどれぐらい改善できるかが地球の今後を大きく左右します😔
COVID-19もそうですが、近年の気候変動の経済的損失は計り知れません。
日本も震災で毎年のように被害が出ています。「何十年に一度の〇〇」がもはや季節の変わり目ぐらい起こってますよね…
SDGsのこと、環境問題のことは知識としてアップデートが必須かと😔下記の記事はSDGsの入り口として分かりやすくまとめました。興味がある方はどうぞ🙌

いかがでしたか?今回はフェアトレードついて紹介しました😌
個人ができることをして、毎日の生活が未来でもより安全になるようにしていきましょう🎶
それでは皆さんステキな時間をお過ごしください🤍

「フェアトレード」ってなに?国際的な基準や商品選びのコツをプロが伝授【親子で学ぶSDGs】

鈴木 私たちの母体は「グローバル・ヴィレッジ」というNGO です。貧困や環境破壊のない持続可能な社会を実現させるため、1991年に発足しました。途上国の生産者の技術や能力向上のサポートをしたり、フェアトレードの意義や背景にある問題点を伝える活動を続けています。発足当時の日本は、まさにバブル時代が終わろうとしているタイミングで、エコロジーなどの発想が一般にはほとんどありませんでした。そこで、最初は小さな勉強会を開いたり、アースデイ(地球環境を考えるイベント)に参加したりして、95年に販売部門をブランドとして独立させたのが始まりです。

人々の笑顔と物語が届く手仕事によるプロダクツ

──フェアトレード商品に基準のようなものはあるのですか?

鈴木 国際的なフェアトレードのネットワークはいくつかありますが、私たちは、WFTO(世界フェアトレード連盟)の定めた「フェアトレード10の指針」に沿った実践をしています。

①仕事の機会をつくる
②どこで誰が作っているかを把握
③安定した仕事の依頼をする
④適正な金額を支払う
⑤児童労働も強制労働もない世界
⑥差別をせず、男女平等と結社の自由を守る
⑦安全で健康的な労働条件を守る
⑧個人や団体の能力を伸ばす
⑨フェアトレードを広める
⑩環境を大切にする

──日々の暮らしの中にフェアトレード商品を取り入れたいという人へ、アドバイスをお願いします。

鈴木 買い物をするときに、私たちがフェアなものを選択し、 意思表示することによって、前述した指針が「わざわざ唱える必要のない当たり前のこと」になっていくと思っています。まずは、自分が買おうと思ったものが、どこで、誰が、どのように作ったものなのかに意識を向けてみてください。フェアトレードのマークやホームページを調べてもいいですし、一歩進んで企業に問い合わせるのもいいでしょう。いきなりすべてを変えようとするのではなく、毎日飲むコーヒーなど身近なものから少しずつがポイントです。

──鈴木さんのオススメアイテムを教えてください。

鈴木 手仕事だからこそ一つ一つ表情が違うオブジェや雑貨は、選ぶときから楽しくて、それがあるだけで心が潤います。柔らかな手織りのストールは、冷房の季節の温度調節に手放せません。作り手の愛情や物語が感じられるフェアトレードのアイテムには、長く大事に使いたい愛着が持てます。「私は何に幸せを感じる?」など、金額だけではない価値基準を持つとより楽しいですよ。「フェアトレードってなんだろう?」そんな疑問を、子どもたちが大好きなチョコレートを題材に、親子で一緒に考えてみませんか?人々の笑顔と物語が届く手仕事によるプロダクツピープルツリーのアイテムは、すべてが自然素材、そして手仕事によって仕上げられたもの。手編み、手刺繍、手織り、手紡ぎ、手染め、手彫り、型押し、シルクスクリーンなど、手仕事で暮らしを営む人々も公平にビジネスができるような取り組みを続けています。

民族衣装サリーをアップサイクルさせた一点物

バングラデシュの女性たちが手作りするジュート・アイテム

天然素材の手仕事ドレスでエシカル・ウエディング

People Tree フェアトレードについて学ぶ 自由が丘店
東京都目黒区自由が丘3−7−2
営業時間: 11:00~20:00 フェアトレードについて学ぶ
年末年始を除き、年中無休

親子で体験! おいしいチョコレートは、どこからやってくるの?

おいしいチョコレートは、どこからやってくるの?

チョコレートの原材料は、カカオ豆。赤道近くの高温多湿な地域で育ちます。カカオ豆の生産地域は、貧困や児童労働などの問題が後を絶ちません。ユニセフ(国際児童基金)とILO(国際労働機関)が発表した2020 年の報告書では、児童労働に従事している子どもの数が増加して1 億6000 万人に上り、コロナ禍の影響でさらに増えると指摘しています。この数は、子どもの10 人に1 人が児童労働に従事しているということになります。

フェアトレードとは!? 事例や認証制度も紹介

㈱文化資本創研とは
サステナビリティ経営のための産学連携会社。
主な事業は、SDGs・脱炭素経営の実装支援、オープンイノベーション加速化事業、経済効果測定・データ分析。
大阪・関西万博2025への産学連携共同参画プロジェクトも展開。
京都大学含む10以上の大学・研究機関の教授・研究者と公認会計士・IRスペシャリスト・データアナリスト・プロダクトデザイナーなど実務のプロ集団が協働で企業のサステナビリティ経営の実装を支援している。
国際文化政策研究教育学会 などと連携。 脱炭素経営促進ネットワーク (環境省) 支援会員

≪セミナー開催のお知らせ≫

1. フェアトレードとは

(1) フェアトレードとは

フェアトレードとは、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い発展途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易の仕組み」のことです。

(2) フェアトレードが必要な背景とその意義

発展途上国における劣悪な労働環境下での低賃金労働や児童労働・半強制労働などが社会問題となっています。

日本では途上国で生産された日用品や食料品が、驚くほど安い価格で販売されていることがあります。
一方、生産国ではその安さを生み出すため、正当な対価が生産者に支払われなかったり、生産性を上げるために必要以上の農薬が使用され環境が破壊されたり、生産する人の健康に害を及ぼしたりといった事態が起こっています。

生産者が美味しくて品質の良いものを作り続けていくためには、自然環境にも配慮した取引のサイクルを作っていくことが重要です。
また、途上国の生産者の労働環境や貧困問題を改善するためには、途上国の人々が豊かに暮らせるだけの収入が保証されなければなりません。

そのような誰にとっても豊かで持続可能な生産サイクルを確立するには、環境にも配慮し開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入するというフェアトレードが非常に重要になってくるのです。

消費者は、フェアトレード商品を優先的に購入することで、間接的に発展途上国の労働問題を改善させ、労働者の安定した収入の確保を促し、生活改善に貢献することができます。

(3) フェアトレードとSDGsとの関係

フェアトレードジャパン によると、世界人口の40%は農業で生計を立てており、いまだ世界に1億5200万人いる児童労働の70%以上が農業に集中していると解説しています。

(4) フェアトレードの市場規模

フェアトレードジャパン によると、2016年、世界73ヶ国、1,411以上のフェアトレード認証生産者組織を通じ、国際フェアトレード認証製品の推定市場規模は、約78億8千万ユーロ(約9470億円以上)であったとあります。

また、日本での市場規模(2016年)は、113億6千万円まで拡大しているものの、欧米各国と比較するとまだまだ総額・一人当たり消費額とも十分に浸透していると言えないのが現状です。

(5) 企業にとってのメリット・デメリット

① 企業にとってのメリット

フェアトレードを推進することは生産者に配慮し途上国を支援することと同義であるため、環境・社会配慮型の企業として消費者に対する企業のイメージアップにつながります。
また、ひいては、ESGに適合した取り組みにより投資家から評価され、ESG銘柄への選定等を通じて間接的な株価向上も十分に考えられます。

② 企業にとってのデメリット

フェアトレード商品は一般的に他の商品と比べて高い価格で原材料・製品を購入するため、調達コストがアップする傾向にあります。
そのため、資金力・調達力に余裕のない中小企業はなかなか取り組みずらいのは事実です。

また、国際認証等を取得する場合、認証の取得及びその維持のための追加コストもかかります。

2. フェアトレードの事例

(1) スターバックスの事例

スターバックス は、20年以上前からフェアトレードに取り組み、2015年4月には提供するほぼすべてのコーヒーをエシカルに調達することを達成しており、世界で最も多くの 国際フェアトレード認証 (後述)のコーヒー豆を購買している会社です。
スターバックスには C.フェアトレードについて学ぶ フェアトレードについて学ぶ A.F.E.プラクティス という調達ガイドラインがあり、指針にはコーヒー豆の品質だけでなく、「適正な価格が生産者に支払われていることを証明できること」「生産者の労働環境を守り、生活向上に貢献すること」「生産地の環境への影響を抑えること」というルールが設けられおり、生産者・環境に配慮した調達を基本原則としています。

また、スターバックスは、地元の生産者が高度な栽培技術に関するさらなる知識を得て、生産者をできる限り支援する長期的な解決策を模索するため、世界10か所にファーマーサポートセンターを運営しています。

(2) イオンの事例

イオンはイオンのプライベートブランドで販売するすべてのカカオで使用する原料を持続可能性の裏付けがとれたものへと変換するという新たな目標を設定しています。

  • イオンが認定する第三者認証を取得した原料を使用していること。
    (例)国際フェアトレード認証 など
  • 生産者や労働者の方々が抱える社会課題の解決に向けたプロジェクトを、イオンが直接、支援し生産地の持続的な発展に寄与していること。
    (例)生活・報酬面の課題解決、環境保全活動、労働環境の改善、教育機会の拡大 など

(3) ローソンの事例

MACHI café では、厳しい環境、社会、経済の基準を満たした農園に与えられる レインフォレスト・アライアンス認証 のコーヒー豆のみを使用しています。

2021年10月19日より、首都圏のナチュラルローソン店舗で、 国際フェアトレード認証ラベル (後述)を取得した オリジナルショコラ商品3品 を販売しています。

(出所) ローソンホームページ

(4) わかちあいプロジェクトの事例

(5) 日本生活協同組合連合会(コープ)の事例

日本生活協同組合連合会(コープ) は、昔からエシカル(倫理的)な消費活動を支援してきた日本の代表格です。
産地指定や国産素材を早くから明記するなど地産地消を進める取り組みだけでなく、認証の有無にかかわらず早くから生産者視点にたったフェアトレード取引を進めてきた団体であります。

正直なところ、世の中でフェアトレードが一般化しているかと言えばそうではありません
紹介した企業でも取扱商品がそれほど多くない場合もあります。
認証にコストがかかるという理由もありますが、消費者の認知度がまだまだ低いという理由も大いにあります。
ただ、SDGsの目標を達成するためにも、消費者の認知度が高まり、小売業などを中心に今後もフェアトレード商品が徐々に浸透していくことが望まれます。

3. フェアトレード関係の主な認証制度

(1) 主な認証制度 ~フェアトレード関係~

(2) 国際フェアトレード認証ラベルとは

国際フェアトレード認証ラベルとは

国際フェアトレード認証ラベル とは、国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)が定めた、原料が生産されてから、輸出入、加工、製造工程を経て完成品となるまでの各工程で、国際フェアトレード基準が守られていることを証明するラベルです。

国際フェアトレード基準とは

国際フェアトレード基準とは、国際フェアトレードラベル機構によって設定されるフェアトレード全般に関する基準で、開発途上国の小規模生産者・労働者の持続可能な開発を促進することを目指して設計された基準です。
当基準には、「経済」「社会」「環境」の3つの原則があります。

国際フェアトレード基準の最大の特徴は、生産コストをまかない、かつ、経済的・社会的・環境的に持続可能な生産と生活を支える「フェアトレード最低価格」と生産地域の社会発展のための資金「フェアトレード・プレミアム(奨励金)」を生産者に保証している点です。
フェアトレード最低価格とプレミアムは、生産地域の物価・経済状況等と、買い手側の意見を考慮し綿密な調査と総合的な判断により、産品ごと、生産地域ごとに明確に設定されています。

主な対象品目

主な認証対象品目は、 コーヒー、紅茶、カカオ、スパイス・ハーブ、砂糖、大豆、蜂蜜、ナッツ類、果物、果物加工品など多岐にわたります。
詳細は、国際フェアトレードラベル機構のホームページの 国際フェアトレード認証対象産品 をご覧ください。

④ 認証・登録件数

2021年9月24日現在、 日本の認証・登録組織 は117社あり、国内流通している認証製品は1,000点以上と言われています。
認証商品の一部は、国際フェアトレードラベル機構のホームページの 製品情報検索 で検索できます。

4. そもそもSDGsとは

(1) SDGsとは

SDGsとは、「Sustainable Development Goals (持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界の国連全加盟国によって採択された国際社会共通の目標 です。

このサミットでは、2015年から 2030年までの長期的 な開発の指針として、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。
この文書の中核を成す「持続可能な開発目標」をSDGsと呼んでいます。

  • 国連加盟国全193ヵ国が合意した目標
  • 発展途上国だけでなく、先進国も含めたすべての国に行動を求める世界全体の共通目標
  • すなわち、世界の共通言語であり、地域・世代を超えて対話できるコミュニケーション・ツール
  • フェアトレードについて学ぶ
  • 目標年(2030年)具体的な数値も示した目標17の目標と169のターゲット)がある
  • 目標達成に法的義務はなく、取り組むか否か・その程度は各主体の判断に委ねられている
  • 国・自治体だけではなく、企業・その他の団体・個人のあらゆる主体が取り組むことが期待される
  • 「経済」、「社会」、「環境」の3つに関わる目標があり、同時両立による同時達成を目指す
  • 企業には、慈善活動・ボランティアだけでなく、本業の中で取り組むことが期待される

(2) SDGsの「17の目標」と「169のターゲット」とは

当社は、公認会計士・CSRスペシャリストなどの専門家集団と大学教授などの学術研究者陣との協働による産学連携により、SDGsの研修・浸透、SDGs経営への移行を支援しています。
15分間無料相談などもしていますので、SDGsに関してお困りごとがあればお気軽にお問い合わせください。

フェアトレードとは!? 事例や認証制度も紹介

㈱文化資本創研とは
サステナビリティ経営のための産学連携会社。
主な事業は、SDGs・脱炭素経営の実装支援、オープンイノベーション加速化事業、経済効果測定・データ分析。
大阪・関西万博2025への産学連携共同参画プロジェクトも展開。
京都大学含む10以上の大学・研究機関の教授・研究者と公認会計士・IRスペシャリスト・データアナリスト・プロダクトデザイナーなど実務のプロ集団が協働で企業のサステナビリティ経営の実装を支援している。
国際文化政策研究教育学会 などと連携。 脱炭素経営促進ネットワーク (環境省) 支援会員

≪セミナー開催のお知らせ≫

1. フェアトレードとは

(1) フェアトレードとは

フェアトレードとは、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い発展途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易の仕組み」のことです。

(2) フェアトレードが必要な背景とその意義

発展途上国における劣悪な労働環境下での低賃金労働や児童労働・半強制労働などが社会問題となっています。

日本では途上国で生産された日用品や食料品が、驚くほど安い価格で販売されていることがあります。
一方、生産国ではその安さを生み出すため、正当な対価が生産者に支払われなかったり、生産性を上げるために必要以上の農薬が使用され環境が破壊されたり、生産する人の健康に害を及ぼしたりといった事態が起こっています。

生産者が美味しくて品質の良いものを作り続けていくためには、自然環境にも配慮した取引のサイクルを作っていくことが重要です。
また、途上国の生産者の労働環境や貧困問題を改善するためには、途上国の人々が豊かに暮らせるだけの収入が保証されなければなりません。

そのような誰にとっても豊かで持続可能な生産サイクルを確立するには、環境にも配慮し開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入するというフェアトレードが非常に重要になってくるのです。

消費者は、フェアトレード商品を優先的に購入することで、間接的に発展途上国の労働問題を改善させ、労働者の安定した収入の確保を促し、生活改善に貢献することができます。

(3) フェアトレードとSDGsとの関係

フェアトレードジャパン によると、世界人口の40%は農業で生計を立てており、いまだ世界に1億5200万人いる児童労働の70%以上が農業に集中していると解説しています。

(4) フェアトレードの市場規模

フェアトレードジャパン によると、2016年、世界73ヶ国、1,411以上のフェアトレード認証生産者組織を通じ、国際フェアトレード認証製品の推定市場規模は、約78億8千万ユーロ(約9470億円以上)であったとあります。

また、日本での市場規模(2016年)は、113億6千万円まで拡大しているものの、欧米各国と比較するとまだまだ総額・一人当たり消費額とも十分に浸透していると言えないのが現状です。

(5) フェアトレードについて学ぶ 企業にとってのメリット・デメリット

① 企業にとってのメリット

フェアトレードを推進することは生産者に配慮し途上国を支援することと同義であるため、環境・社会配慮型の企業として消費者に対する企業のイメージアップにつながります。
また、ひいては、ESGに適合した取り組みにより投資家から評価され、ESG銘柄への選定等を通じて間接的な株価向上も十分に考えられます。

② 企業にとってのデメリット

フェアトレード商品は一般的に他の商品と比べて高い価格で原材料・製品を購入するため、調達コストがアップする傾向にあります。
そのため、資金力・調達力に余裕のない中小企業はなかなか取り組みずらいのは事実です。

また、国際認証等を取得する場合、認証の取得及びその維持のための追加コストもかかります。

2. フェアトレードの事例

(1) スターバックスの事例

スターバックス は、20年以上前からフェアトレードに取り組み、2015年4月には提供するほぼすべてのコーヒーをエシカルに調達することを達成しており、世界で最も多くの 国際フェアトレード認証 フェアトレードについて学ぶ (後述)のコーヒー豆を購買している会社です。
スターバックスには C.A.F.E.プラクティス という調達ガイドラインがあり、指針にはコーヒー豆の品質だけでなく、「適正な価格が生産者に支払われていることを証明できること」「生産者の労働環境を守り、生活向上に貢献すること」「生産地の環境への影響を抑えること」というルールが設けられおり、生産者・環境に配慮した調達を基本原則としています。

また、スターバックスは、地元の生産者が高度な栽培技術に関するさらなる知識を得て、生産者をできる限り支援する長期的な解決策を模索するため、世界10か所にファーマーサポートセンターを運営しています。

(2) フェアトレードについて学ぶ イオンの事例

イオンはイオンのプライベートブランドで販売するすべてのカカオで使用する原料を持続可能性の裏付けがとれたものへと変換するという新たな目標を設定しています。

  • イオンが認定する第三者認証を取得した原料を使用していること。
    (例)国際フェアトレード認証 など
  • 生産者や労働者の方々が抱える社会課題の解決に向けたプロジェクトを、イオンが直接、支援し生産地の持続的な発展に寄与していること。
    (例)生活・報酬面の課題解決、環境保全活動、労働環境の改善、教育機会の拡大 など

(3) ローソンの事例

MACHI café では、厳しい環境、社会、経済の基準を満たした農園に与えられる レインフォレスト・アライアンス認証 のコーヒー豆のみを使用しています。

2021年10月19日より、首都圏のナチュラルローソン店舗で、 国際フェアトレード認証ラベル (後述)を取得した オリジナルショコラ商品3品 を販売しています。

(出所) ローソンホームページ

(4) わかちあいプロジェクトの事例

(5) 日本生活協同組合連合会(コープ)の事例

日本生活協同組合連合会(コープ) は、昔からエシカル(倫理的)な消費活動を支援してきた日本の代表格です。
産地指定や国産素材を早くから明記するなど地産地消を進める取り組みだけでなく、認証の有無にかかわらず早くから生産者視点にたったフェアトレード取引を進めてきた団体であります。

正直なところ、世の中でフェアトレードが一般化しているかと言えばそうではありません
紹介した企業でも取扱商品がそれほど多くない場合もあります。
認証にコストがかかるという理由もありますが、消費者の認知度がまだまだ低いという理由も大いにあります。
ただ、SDGsの目標を達成するためにも、消費者の認知度が高まり、小売業などを中心に今後もフェアトレード商品が徐々に浸透していくことが望まれます。

3. フェアトレード関係の主な認証制度

(1) 主な認証制度 ~フェアトレード関係~

(2) 国際フェアトレード認証ラベルとは

国際フェアトレード認証ラベルとは

国際フェアトレード認証ラベル とは、国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)が定めた、原料が生産されてから、輸出入、加工、製造工程を経て完成品となるまでの各工程で、国際フェアトレード基準が守られていることを証明するラベルです。

国際フェアトレード基準とは

国際フェアトレード基準とは、国際フェアトレードラベル機構によって設定されるフェアトレード全般に関する基準で、開発途上国の小規模生産者・労働者の持続可能な開発を促進することを目指して設計された基準です。
当基準には、「経済」「社会」「環境」の3つの原則があります。

国際フェアトレード基準の最大の特徴は、生産コストをまかない、かつ、経済的・社会的・環境的に持続可能な生産と生活を支える「フェアトレード最低価格」と生産地域の社会発展のための資金「フェアトレード・プレミアム(奨励金)」を生産者に保証している点です。
フェアトレード最低価格とプレミアムは、生産地域の物価・経済状況等と、買い手側の意見を考慮し綿密な調査と総合的な判断により、産品ごと、生産地域ごとに明確に設定されています。

主な対象品目

主な認証対象品目は、 コーヒー、紅茶、カカオ、スパイス・ハーブ、砂糖、大豆、蜂蜜、ナッツ類、果物、果物加工品など多岐にわたります。
詳細は、国際フェアトレードラベル機構のホームページの 国際フェアトレード認証対象産品 をご覧ください。

④ 認証・登録件数

2021年9月24日現在、 日本の認証・登録組織 は117社あり、国内流通している認証製品は1,000点以上と言われています。
認証商品の一部は、国際フェアトレードラベル機構のホームページの 製品情報検索 で検索できます。

4. そもそもSDGsとは

(1) SDGsとは

SDGsとは、「Sustainable Development Goals (持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界の国連全加盟国によって採択された国際社会共通の目標 です。

このサミットでは、2015年から 2030年までの長期的 な開発の指針として、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。
この文書の中核を成す「持続可能な開発目標」をSDGsと呼んでいます。

  • 国連加盟国全193ヵ国が合意した目標
  • 発展途上国だけでなく、先進国も含めたすべての国に行動を求める世界全体の共通目標
  • すなわち、世界の共通言語であり、地域・世代を超えて対話できるコミュニケーション・ツール
  • 目標年(2030年)具体的な数値も示した目標17の目標と169のターゲット)がある
  • 目標達成に法的義務はなく、取り組むか否か・その程度は各主体の判断に委ねられている
  • 国・自治体だけではなく、企業・その他の団体・個人のあらゆる主体が取り組むことが期待される
  • 「経済」、「社会」、「環境」の3つに関わる目標があり、同時両立による同時達成を目指す
  • 企業には、慈善活動・ボランティアだけでなく、本業の中で取り組むことが期待される

(2) SDGsの「17の目標」と「169のターゲット」とは

当社は、公認会計士・CSRスペシャリストなどの専門家集団と大学教授などの学術研究者陣との協働による産学連携により、SDGsの研修・浸透、SDGs経営への移行を支援しています。
15分間無料相談などもしていますので、SDGsに関してお困りごとがあればお気軽にお問い合わせください。

【大学生が語る】フェアトレードとSDGs。いま、ラオスのためにできること。

2015年9月に国連サミットで採択された「持続可能な開発目標=Sustainable Development Goals(SDGs)」。

今回は、フェアトレードのプロジェクトを実施している「Smile F LAOS」のメンバー、東洋大学社会学部社会文化システム学科3年のエン メイロンさんに、ラオスでのフィールドスタディの様子やキャンパスにおけるフェアトレード活動、そして「フェアトレード商品を手に取るときの視点」について伺いました。

INDEX

東洋大学 社会学部社会文化システム学科 3年
社会学部社会文化システム学科の箕曲在弘准教授が担当する学習プログラム「社会文化体験演習 キャリア分野」の授業内で設立された学生団体「Smile F LAOS」で、ラオスコーヒーを通じた製品開発・販売&生産者支援プロジェクトに取り組む。

「Smile F LAOS」の魅力、それは学生の個性と経験が具現化すること


――はじめに、エンさんが「Smile F LAOS」に参加されたきっかけを教えてください。

実は、東洋大学への入学を決めたきっかけの一つが、私が今参加している「Smile F LAOS」に強く興味を持ったことでした。

進学先を検討していた際に、東洋大学の社会学部について知る機会がありました。フィールドワークやボランティア活動を通じて社会学を学ぶプログラムが多く用意されており、特に惹かれたのが「Smile F LAOS」のプロジェクトだったのです。授業の一環として活動している学生団体で、実際にコーヒー豆の販売やフェアトレードに関する調査など、社会に貢献する実践的な取り組みを行っていました。プロジェクトの存在を知ったとき、「ここで活動したい!学びたい!」と感じたことを覚えていますね。

商品を通して生産から消費までさまざまな立場から世界を知り、そして社会や課題について真剣に考え、ものの見方や考え方を身につけたいという想いがありました。現在は入学前からの念願が叶って「Smile F LAOS」の活動に励みながら、文化人類学の視点からフェアトレードについて学んでいます。

――コーヒーを通じて世界を知るという発想は素敵ですね。念願の「Smile F LAOS」ではどのような取り組みを行っていますか。

ラオスの生活とフェアトレードの実態に迫るフィールドワーク

ラオスでのスタディーツアーの様子

――入学前から魅力を感じたというラオスでのスタディーツアーですが、実際に現地に訪問した際の経験について教えてください。

――日本国内では知られざる実態があるのですね。もう一つ明らかとなった事柄はどのような内容ですか。

――現在はコロナ禍で海外への渡航ができない状況ですが、どのように活動していますか。

オンライン形式で実施したバーチャルスタディーツアーの様子

品質を見極めるエシカルな視点の重要性

販売会の様子

――キャンパス内で実施されているフェアトレードコーヒーの販売会についても教えてください。フェアトレードコーヒーを手にする際に、どのような視点を持ってほしいと考えますか。

――継続的な購入につなげるのであれば、クオリティで選ばれる商品でなければなりませんね。

――品質に厳しい基準を設けているフェアトレードコーヒーだからこそ、購入するときもその品質を判断基準にするべきということですね。「Smile F LAOS」が開催するフェアトレードコーヒーの販売会、すぐにでも訪れてみたくなりました。フェアトレード商品を手に取る場として、地元のスーパーやデパートなどが考えられますが、思い返すとあまり商品棚で目にしたことがないような気がします。

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